建設物価調査会

土木工事市場単価 主要工種動向

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2025年9月調査

土木工事市場単価 主要工種動向

土木工事市場単価 主要工種動向

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東京
工種工種規格・仕様単価構成単位価格前号比気配掲載頁
鉄筋工一般構造物-t65,000
変わらず
弱含み
8
インターロッキングブロック工直線配置 6cmm26,700
変わらず
横ばい
23
防護柵設置工(ガードレール)Gr-C-4E(塗装品)m9,000
変わらず
強含み
31
防護柵設置工(落石防護柵)中間支柱 柵高1.5m32,500
変わらず
横ばい
68
防護柵設置工(落石防止網)金網ロープ設置 亜鉛メッキ3,4種 線径3.2mmm26,750
変わらず
横ばい
77
道路標識設置工標識板設置 案内標識(新設)カプセルプリズム 2m2以上m299,700
上伸
横ばい
93
道路付属物設置工視線誘導標・土中・片面反射 Φ100以下 支柱径Φ60.58,980
上伸
強含み
106
法面工植生基材吹付 厚5cmm26,130
上伸
横ばい
129
鉄筋挿入工(ロックボルト)現場条件 I-m7,270
変わらず
強含み
149
道路植栽工高木せん定 夏期せん定 幹周30cm以上60cm未満-6,060
変わらず
横ばい
163
橋梁用伸縮継手 装置設置工補修 普通型 2車線相当-m120,000
上伸
横ばい
183
橋面防水工シート系防水 新設m22,720
上伸
横ばい
197
薄層カラー舗装工樹脂系すべり止め RPN-301m27,200
横ばい
横ばい
207
矢印説明

<市況(現況と見通し)>

  • 鉄筋工

    一般構造物
    東京
    森中
    先行き気配

    需要回復の兆しなく、先行き弱含み

     トン当たり65,000円と前号比変わらず。夏場以降も東京圏の新規需要は低調であり、依然として市場は盛り上がりを欠いている。このような状況下、一部では受注確保のため安値受注も見受けられるが、専門工事業者は人手不足の解消を目指した適正利益確保のため、現行価格の維持に努めている。しかし、需要の回復には時間がかかる見通しで、先行き、弱含みの公算大。

  • 道路標識設置工

    標識板設置 案内標識(新設) カプセルプリズム・カプセルレンズ 2m2以上
    東京
    近藤
    先行き気配

    値上げ額の一部が浸透し、1,000円上伸

     m2当たり99,700円と前号比1,000円の上伸。専門工事業者は、担い手確保に伴う人件費などの上昇を背景に値上げ交渉を継続。維持修繕工事を中心に新規需要が高まるなか、総合工事業者は労働力確保を優先、値上げ額の一部を受け入れた。専門工事業者は輸送コスト増を理由に交渉を続ける構えだが、総合工事業者はさらなる値上げの受け入れには慎重な姿勢。先行き、横ばいの見通し。

  • 法面工

    植生基材吹付工 厚5cm
    東京
    高山
    先行き気配

    値上げ交渉が進展し、小幅上伸

     m2当たり6,130円と前号比180円の上伸。新規の引き合いが低迷し、足元の需要は盛り上がりを欠く。専門工事業者は慢性的な労働者不足などを理由に、適正利益確保の姿勢を強め交渉を進めてきた。総合工事業者は労働環境に理解を示し、値上げ額の一部を受け入れた。専門工事業者は、さらなる値上げをうかがうが大きな進展は見られない。先行き、横ばいの公算が大きい。

  • 公園植栽工

    植樹 中木 樹高60cm以上100cm未満
    東京
    菊池
    先行き気配

    新規工事の需要は低調、横ばい推移

     本当たり460円と前号比変わらず。公園の新設整備工事は限定的で、国際園芸博覧会関連の特需はあるものの、全体としては需要が低調に推移している。専門工事業者は人手不足が続くなか、人件費の上昇を理由に値上げ交渉を継続。一方、総合工事業者は労働力確保に配慮しながらも、値上げには慎重な姿勢を崩さず、交渉に進展は見られない。先行き、横ばいの公算が大きい。

  • 橋梁用埋設型伸縮継手装置設置工

    補修 床版箱抜型 2車線相当
    東京
    志田
    先行き気配

    値上げ交渉が進展し、2,900円の上伸

     m当たり85,300円と前号比2,900円の上伸。工事量は減少傾向にあるなか、専門工事業者は小規模補修工事の増加や労働者確保に伴う人件費の上昇などを理由に値上げ交渉を継続。総合工事業者はこれに理解を示し、値上げ額の一部を受け入れた。今後、需要動向を見極めながら交渉は進むとみられるが、総合工事業者はさらなる値上げには慎重な姿勢。先行き、横ばいの公算が大きい。

  • 橋面防水工

    シート系防水 新設
    東京
    栗原
    先行き気配

    値上げ交渉を重ね、260円の上伸

     m2当たり2,720円と前号比260円の上伸。専門工事業者は、材料費や人件費の増加を理由に、値上げ交渉を継続。総合工事業者は、採算確保を懸念しつつも、労働者確保を優先して値上げ額の一部を受け入れた。専門工事業者は価格転嫁の不十分さを背景に、今後も交渉を継続する構え。総合工事業者はこれ以上の値上げに対し慎重な姿勢を崩していない。先行き、横ばいの公算大。

問い合わせ先

一般財団法人 建設物価調査会
  調査統括部 調査統括課
TEL:03-3663-3892