建設物価調査会

土木工事市場単価 主要工種動向

  • 【特集】資材価格動向を知る
  • 土木コスト情報

    土木工事市場単価 主要工種の最新動向を掲載しています。その他の工種・地区については、「季刊 土木コスト情報」、「デジタル土木コスト情報」をご確認ください。

    建設物価オンラインストア

2025年6月調査

土木工事市場単価 主要工種動向

土木工事市場単価 主要工種動向

(クリックで拡大)

東京
工種工種規格・仕様単価構成単位価格前号比気配掲載頁
鉄筋工一般構造物-t65,000
変わらず
横ばい
8
インターロッキングブロック工直線配置 6cmm26,700
変わらず
横ばい
23
防護柵設置工(ガードレール)Gr-C-4E(塗装品)m9,000
変わらず
横ばい
31
防護柵設置工(落石防護柵)中間支柱 柵高1.5m32,500
変わらず
横ばい
68
防護柵設置工(落石防止網)金網ロープ設置 亜鉛メッキ3,4種 線径3.2mmm26,750
変わらず
横ばい
77
道路標識設置工標識板設置 案内標識(新設)カプセルプリズム 2m2以上m298,700
変わらず
横ばい
93
道路付属物設置工視線誘導標・土中・片面反射 Φ100以下 支柱径Φ60.58,820
変わらず
横ばい
106
法面工植生基材吹付 厚5cmm25,950
変わらず
強含み
129
鉄筋挿入工(ロックボルト)現場条件 I-m7,270
変わらず
横ばい
149
道路植栽工高木せん定 夏期せん定 幹周30cm以上60cm未満-6,060
変わらず
横ばい
163
橋梁用伸縮継手 装置設置工補修 普通型 2車線相当-m118,000
変わらず
強含み
183
橋面防水工シート系防水 新設m22,460
変わらず
横ばい
197
薄層カラー舗装工樹脂系すべり止め RPN-301m27,200
上伸
横ばい
207
矢印説明

<市況(現況と見通し)>

  • 鉄筋工

    一般構造物
    東京
    森中
    先行き気配

    値上げ交渉進展せず、横ばい

     トン当たり65,000円と前号比変わらず。都心部では新規の引き合いが低迷し、足元の需要は盛り上がりを欠く。専門工事業者は、働き方改革対応によるコスト増や労働者不足を理由に値上げ交渉を継続。一方、総合工事業者は値上げに一定の理解を示すものの、採算悪化への懸念から慎重な姿勢を崩していない。両者の交渉が進展するには時間を要する見通し。先行き、横ばいの公算大。

  • インターロッキングブロック工

    直線配置 6cm
    福井
    日下
    先行き気配

    値上げ交渉が進展、200円上伸

     m2当たり6,200円と前号比200円の上伸。製品価格の上昇を背景に、専門工事業者は値上げ交渉を継続。総合工事業者は採算悪化を理由に難色を示すも、専門工事業者が売り腰を強めたことで値上げ額の一部が浸透した。専門工事業者は慢性的な労働者不足を解消するため、値上げ交渉を継続する構え。総合工事業者はさらなる値上げの受け入れには慎重な姿勢。先行き、横ばいの公算大。

  • 防護柵設置工(横断・転落防止柵)

    土中 ビーム式・パネル式 支柱間隔3m
    東京
    中沢
    先行き気配

    新規工事の需要は低調、横ばい

     m当たり1,720円と前号比変わらず。専門工事業者は、製品価格や担い手確保に伴う人件費などの上昇を背景に値上げ交渉を継続しているが、新規需要の低迷により交渉に進展は見られない。総合工事業者は、値上げの受け入れに慎重な姿勢を崩しておらず、今後も需要動向を見極めながらの交渉が続くとの見方が強い。先行き、横ばいの公算が大きい。

  • 道路付属物設置工

    視線誘導標・土中 片面反射 φ100以下 支柱径φ60.5
    東京
    長谷川
    先行き気配

    値上げ交渉進展せず、横ばい

     本当たり8,820円と前号比変わらず。新設工事の需要が減少するなか、小規模維持修繕工事が中心で、需要は低調に推移している。専門工事業者は、担い手確保や調達・輸送コストの増加を背景に値上げ交渉を重ねているが、総合工事業者は、需要の低迷による収益圧迫を懸念し、受け入れに慎重な構えを示している。交渉は、こう着状態にあり、先行き、横ばいの公算大。

  • 薄層カラー舗装工

    樹脂系すべり止め RPN-301
    東京
    丸山
    先行き気配

    値上げ交渉進展し、700円の上伸

     m2当たり7,200円と前号比700円の上伸。主な工事は交差点進入部など小規模物件が中心で、需要は盛り上がりを欠いている。専門工事業者は、人件費や材料費の上昇を理由に値上げ交渉を継続。総合工事業者は、労働者の確保や労働環境の改善といった値上げ理由に理解を示し、値上げ額の一部を受け入れた。さらなる上積みには時間を要するとみられ、先行き、横ばいの公算が大きい。

  • コンクリート表面処理工(ウォータージェット工)

    コンクリート表面処理
    東京
    本舘
    先行き気配

    値上げ交渉が進展、100円上伸

     m2当たり4,200円と前号比100円の上伸。乾式ブラスト工法を採用する現場が増え、需要は減少。専門工事業者は、人手不足による人件費の上昇や機械の回送、飛散防止養生などの準備時間確保に伴う施工量減少を理由に値上げ交渉を継続。総合工事業者が理解を示し、値上げ額の一部を受け入れた。総合工事業者は、連続する値上げの受け入れには慎重な姿勢。先行き、横ばいの公算大。

問い合わせ先

一般財団法人 建設物価調査会
  調査統括部 調査統括課
TEL:03-3663-3892